あと施工アンカー

 

接着系アンカー

 1.墨出し  2.穿孔  3.孔内清掃

・穿孔するにあたり、墨出しを行う。柱及び梁の主筋に出来るだけ干渉しない様、レントゲン機器等を用いて位置を確認し、墨出しを行う。

・ハンマードリルのビット穿孔径は使用するメーカーの施工仕様に従い穿孔する。穿孔長を一定にするため、ドリルビットにビニルテープ等でマーキングを行い精度の向上に努める。

・孔内清掃はアンカーの保持力に大きく影響するので慎重に行う。安定した強度を得るため、電気ブロアー及び集塵機による清掃と、ブラシによる穿孔内壁面に付いた削粉を完全に取り除く。

 4.樹脂カプセル注入  5.アンカー筋埋め込み   6.硬化養生

・カプセルを穿孔穴に挿入する。

 

・専用打込工具を用い、打撃と回転を与えながらアンカー筋で樹脂カプセルを撹拌し、固定させる。飛散対策として防護眼鏡を必ず着用する

 

・樹脂カプセル中の主剤と硬化剤がアンカー筋で撹拌されると化学反応(接着硬化)が始まる。硬化時間内はアンカーボルトに荷重をかけてはならない。

(樹脂カプセルアンカー硬化時間)

温度

硬化時間 

 20℃以上

 20分

 10~20℃

30分

 0~10℃

1時間 

 -5~0℃

5時間